ブックレビュー「吉田の日々赤裸々。2」

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    こんにちは、Ticoでございます。

     

    本日は午前に産業医の先生と電話面談、

    午後に主治医の先生の診察、とドクター漬けな一日。

     

    職場復帰に向けて取り組むべきコトも見えてきて、

    ぼちぼちエンジンあげていこうと決めた日でもございます。

     

    さて、主治医の先生から「やっておくべきだよー」と勧められた

    訓練の一環に「集中力をとりもどすために、活字本や新聞を読んで、

    できればその内容をまとめてみる」というものがありまして。

     

    Ticoには幸いなことにブログがあるものですから、

    ブックレビューしちゃえばいいんじゃね?

    と思い立って、さっそく通院の電車内で読んだ本を取り上げた次第。

     

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    さて、今回取り上げましたるは「吉田の日々赤裸々。2」でございます。

     

    何の本かといいますと、FF14のプロデューサー兼ディレクターである

    吉田直樹氏がファミ通に連載しているコラムをまとめた本なのでございます。

     

    本来なら順番からいって1から取り上げるべきなのでしょうが、

    もともとこのコラム、FF14立て直しの開発裏話を、ってところから

    スタートしているので、1巻はリビルド関連の色合いが強く、

    それはそれで面白いのですが、FF14に興味がない人にはフックが弱いのが難点

     

    そこへ行くと、2巻はいったんリビルドの話題が終わったこともあって、

    あちこちに脱線した話が多く、よく言えば話題の取り上げ方がワイドで

    とても面白い

     

    実のところ、Ticoがこの本を買ったのも、

    プロデューサーレターライブで吉田氏が

    「2巻のほうが面白いと思うので読んでみてね!

     具体的には吉田がプロバイダを何社も契約している理由とか!」

    とかとか宣伝口上を述べていたのでどれどれと思ったからだったり。

     

    それはさておき、たしかにテーマが多様で読みやすいのは2巻でございます。

    FF14の運営の裏話、開発の裏話、スクエニの執行役員としての考え、

    ゲーム業界人としての考え、趣味の話、そしてプロの仕事人としての金言などなど。

     

    いろいろ話題は振れますが、連載コラムという関係上、

    ワンストーリーごとの区切りが4-5ページと読みやすく、

    その中でも緩急がつけてあるので読み疲れないのです

    大きなテーマは複数回にわけて取り上げているので、

    読み応えのあるものもあり、これだけの文章書ける吉田氏、やはり只者じゃねえ。

     

    さて、そんな中でもTicoが特に感銘を受けたのが次の三つ

     

    ひとつめは「グリーンライトプロセス」。

    これはPart1からPart3までの三回にわたって書かれているテーマで、

    欧米のゲーム開発で取り入れられているプロジェクト進行のやり方について。

    これがわかりやすく、具体的なたとえ話も交えて書かれているので、

    すんなり飲み込みやすい。同時に、ビジネスマンとしての吉田氏の仕事眼の鋭さも

    垣間見えるようでなかなかに興味深いです。

     

    ふたつめは「見積もりの精度とやさしさの関係性について考察した結果」。

    これ何かというと、自分の仕事の納期に関するテーマなんですね。

    FF14の開発チームは「MIN見積もり納期」と「MAX見積もり納期」の

    2パターンで作業納期を出させていて、これで管理しているそうですが、

    だいたい「パフォーマンス全開の自分」と「ハラキリ状態の自分」の

    中間点あたりに着地するそうで、このおかげでFF14の開発は

    巨大プロジェクトにもかかわらず上手く納期管理できているとのこと。

    同時に、読んでいて「アクセル全開だけでは人は走れない」証左だなと思ったり。

     

    そしてみっつめは「言葉」。

    これは本書書下ろしの内容で一番最後に入ってますが、一番重みのある内容。

    20代後半に某ゲーム会社に在籍していて、吉田氏がブイブイ言わせていたころに、

    あこがれの先輩女性社員から言われた「心に刺さる言葉」について取り上げた本

    コラムなのでやっぱり数ページの分量なのですが、そこに込められた吉田氏の

    思いの強さと深さがにじみでていて、読んでいて思わずうならされました。

     

    考えてみれば、「ファイナルファンタジーシリーズ」の

    「プロデューサー兼ディレクター」でございます。

    そりゃもう並みの仕事量ではなく、開発と運営の陣頭指揮を執り、

    予算取りと売り上げ計算の責任を負い、そしてコミュニティ放送では

    顔出しして時にたたかれるのもいとわないというのは

    並大抵のガッツではなく、そのタフさと自負心を支えているのは、

    「言葉」で書かれていた先輩からの一言がいまも効いてるんだろうなあ、と

    Tico思った次第でございます。

     

    もちろん、こういう一般向きな話題だけでなく、

    FF14関連もがっつり入っていますが、それもそれで、

    ビッグプロジェクトの裏側解説という感じで読めるので、おススメでございます。

     

    FF14に興味がある人はもちろん、FF14に縁のない人も楽しめること請け合い。

    手に取りやすいソフトカバーなのもミソです。

     

    一流の仕事人にしてゲーマーの、吉田直樹氏の頭の中、ちょっと覗いてみませんか?


    『ハクメイとミコチ』

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      TVアニメもいよいよ放映されましたね

      前は知る人ぞ知る名作だった、『ハクメイとミコチ』!

       

      TVアニメサイトはこちらからチェック

       

      身長わずか9センチメートルのコロボックルみたいな小人たちが

      織りなす不思議生活のストーリー

       

      その魅力は圧倒的に緻密に描かれた世界観とキャラクター造形にあります。

      小人だけにほかのものはビッグサイズ。虫に乗って移動したり、魚釣りが一大事だったり。

      動物とかとも共生している優しい世界が魅力でもあります。

       

      さて、アニメ化をわくわくしながら心待ちにしていて、

      いまも現に楽しんでいるちこではあるのですが、

      先日IWAKO氏と会ってきて話してみて、

       

      「アニメ版どうよ」

      「んー、オレの中でハードル上げすぎたかなあ」

      「それ自分も思った。で、原作読み直して合点がいった」

      「ほう、そのこころは」

      「モノクロの描き込みがハンパねえんだわ」

      「それな」

       

      と意見の一致を見た次第。

       

      そう、アニメ版、結構がんばっているんです。

      水彩画っぽく色塗ったり、声優さんも熱演してるし

      しかし、敢えてTicoは言いたい!

       

      この作品は原作を読んでこそ価値がある!と。

      本当に原作のモノクロ絵の筆致、描き込み、力強さは、

      まさに読み応え抜群なのですよ。

       

      アニメは現在Amazonプライムビデオでも見放題

      ぜひアニメから入った方は原作コミックにも当たってほしい

      損はさせませんよ、Ticoのイチ押しでございます。

       


      われら銀河をググるべきや

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        われら銀河をググるべきや―テキスト化される世界の読み方 (ハヤカワ新書juice)
        われら銀河をググるべきや―テキスト化される世界の読み方 (ハヤカワ新書juice)
        新城 カズマ

        なかなか壮大なような意味不明なようなタイトルですが、
        ここでいう銀河とは「グーテンベルグ銀河」、
        つまりは既存の出版物そのものを指しているようです。
        ちなみにタイトルはある作家の自伝のパロディです。

        著者はSF作家の新城カズマ氏。
        「蓬莱学園」のグランドマスターとしての経歴が
        Ticoはよくおぼえてますね。小説面白いです。

        さて、グーグルが絶版書籍を電子化して検索可能にして
        公開するよーと言った時に氏が色々調べ始めて、

        「これってどういうことだろう?」
        「出版業界にどんな影響があるんだろう?」

        という、作家としてはごくごく当然な疑問を持って
        ブログ上で考察を始めたことがきっかけとなっています。

        電子化に対する米国での動き、あちこちの意見などを引用しつつ、
        SF作家ならでは考察を進めていきます。途中おちゃらけながらも
        氏が考えるビジョンはなかなか鋭くて、そしてユニーク。

        特にGoogleビジネスの本質を見抜いているのはさすがというべきか、
        ユーザーは無料で情報を検索して得ているようにみえて、
        実はそうではない。サイトの広告面価値に影響を与えることで
        結果としてGoogleのために働いているのだ、という視点は
        なかなかにうならされるものがあります。
        あるいは氏も『フリー』を読んでいたのか。

        出版物の電子化というものを一法人にゆだねるべきかということを
        氏は懸念しているようですが、そもそもインターネットが出た時点で
        こうなる動きは避けられなかったのだと考えているようです。

        現在の著作権は17世紀に考案されたもので、
        急激な変化を起こしている現在のデジタル社会についていけず、
        「近代」に考案された「個人」と「所有」の概念を見直す時期に
        来ているのかもしれないと結論付けています。

        Googleの出現ですべての情報が検索可能になり、
        あらゆる情報や知識が公共財になり、
        人類文明が一個の「有識の共和国」になる……
        絵空事のようにみえてネットの発達を考えると
        あながちホラとも思えない考察です。

        近代に登場した国民国家というものの限界がきているのでは
        という考えはTicoも最近持ち始めていたのですが、それは
        経済とか環境とかいった切り口でのこと。

        デジタル情報の観点から国民国家の限界を
        見抜いたくだりはなかなか刺激的でした。

        まあ、実際には、Googleの書籍検索化にはあちこちで反発もあるようで、
        一方でGoogleの代理人もあちこち駆け回ったり、新しい出版のあり方を
        巡ってあちこちで駆け引きが行われているようです。

        ひょっとしたら、いまの我々は文明的な特異点を迎えつつある、
        あるいはとっくに通り越したのかもしれません。
        そんなことを考えさせる一冊でした。

        これからの「正義」の話をしよう

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          これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
          これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
          マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤 忍

          巷で話題の、マイケル・サンデル著
          『これからの「正義」の話をしよう』を読みました。

          著者はハーバード大学で政治哲学を教える教授。
          講義の「Justice」は一番人気を誇る白熱授業なのだそうです。

          実際に本を読んでみるとむべなるかな。
          「正義とはなにか? なにが正しいことの基準なのか?」を
          キークエスチョンにして文章が展開していきます。

          まず本自体の感想から述べると、大変読みやすく、
          わかりやすく、そして知的刺激にあふれた本でした。
          ベンサム、カント、ロールズ、アリストテレスといった
          歴史上の哲学者の思想も引き合いにだしながら、
          それらを実に丁寧かつ明快に解説しています。

          特にカントなんぞベストオブ読みにくい本で
          Ticoも大学時代は哲学科でしたから手をつけたものの
          難解すぎて早々に投げ出した記憶があります。
          それをあそこまで分かりやすくほぐしたのはお見事!

          また、時折挿入される「実例」も理解の助けとなっています。
          アメリカだけにパープルハート勲章の授与とかがでてきますが、
          あえて日本版の実例を挙げてみるとこんなところになるでしょうか。

          ・ニート支援対策に国費を投じるべきか。
          ・法人税を下げて消費税を上げるのは妥当な措置か。
          ・NHK受信料の支払いを拒否するのは正しいのか。
          ・在日外国人に参政権を付与するべきか。
          ・過去の植民地支配に対して韓国に謝罪すべきか。

          上三つはともかく、下二つはなかなかセンシティブな問題ですね。
          とはいえ、Ticoは読みながら上記のような疑問を設定しては
          うんうん考えてみたりしたのですよ。

          さて、面白さでは折り紙つきといえる本書ですが、
          注意すべきなのは、著者なりの主張があって、それに沿って
          引用がなされたり、論旨の展開が行われていることです。
          別にこの本に限ったことではないですけどね。

          サンデル氏がお嫌いなのは、
          幸福を計量可能なものとして扱い、
          最大多数の最大幸福の実現こそ正しいとする
          ベンサムに代表される功利主義。
          そして、個人の自由こそ至上のものであり、
          それを束縛することはどんな理由でも許されないとする
          リバタリアニズム(自由至上主義)。

          この二つについても分かりやすく解説してるのですが、
          一方で反証としてあげてくる論旨は極端な例を設定しています。

          逆にサンデル氏がお好みなのは、
          カント、ロールズ、アリストテレス。
          これらについても丁寧な解説と、公平を期すために
          それぞれの思想の弱点もあげているのですが……

          どうも呼んでいて好き嫌いの哲学思想で、
          特に弱点部分の取り上げ方にえこひいきを感じました。
          まあお好み三者がサンデル氏の主張の基礎になってるから
          致し方なしとはいえ、鵜呑みにして読むと危ないなあ。
          こういう本に手をだす人は、リテラシー訓練は
          積んでいるとは思うのですが。

          最後にサンデル氏が主張するのは、共同体の連帯です。
          これに従うことがどうやら適切な正義という位置づけでして、
          その結論にはかなりの説得力があります。

          たとえば、
          日本に住んでいて日本人ならではの美徳や思考を持っていて、
          日本という国に愛着を持ち、それに貢献することを正義と感じるのは
          まあ自然な流れでしょう。

          ですが、あえてサンデル氏が手をつけていない問題があります。

          ・共同体の構成員の資格はそもそもどのように定めるべきなのか?
          ・共同体同士で価値観が異なる場合何が正しい価値判断なのか?

          現代はグローバリズムの時代で、社会に次々と外国人が進出し、
          あるいは日本人も外国へ出て行く時代です。
          そして国と国はいやおうなく密接に関係することになり、
          どこかの国の問題は、その国だけで済む話ではなくなっています。

          いきなりコスモポリタンというのも無理な話ですが、
          「これからの正義」を話すのであれば、グローバリズム時代への
          処方をこそ論述すべきだったのではないかと疑問が残りました。

          ちなみにTico個人の考えとしては、グローバリズム時代に
          対処できる普遍的な正義というのはいまはまだ存在できないと思います。
          個々の人間や組織や国が持つそれぞれの正義をしっかりともちつつ、
          しかし、他者の正義もいったんは認め、そこから粘り強く対話を
          繰り返すことでしか、実際に有効な処方はないのではないでしょうか。

          と、なにやら熱く語ってしまいましたが、実に面白い本でした。
          読後の感想はもちろん、結論に対する評価も各個人で違うと思います。
          それは哲学的には適切なことですから、なんら問題にはなりません。
          読むことで価値観や判断基準を深く考える契機になるといいですね。

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            小林弘人,小林弘人,高橋則明

            ちょっと前にも話題になり、実際に仕事上で使いそうなので
            勉強のために買ってみた一冊。先週ようよう読了しました。

            割と分厚めの本でしたが、比較的読みやすい本でしたね。

            中身の紹介は各種のサイトがやっているのでここでは挙げませんが、
            個人的に面白いなあと思ったのが「無料」の概念が人の思考に及ぼす
            心理的効果の部分。

            お金を払うとなると、
            人はどうしても「それ払っていいの? 払う価値があるの?」と
            自問自答してしまい、それがえてして面倒に感じるのですが、
            無料になった途端にそのストッパーがはずれてしまい、あまり
            考えずにとびついてしまうというくだり。なるほどなあ。

            あと、無料を売りにした販売方式はいままでもありましたが、
            とりわけ現在ネット上で展開している無料ビジネスは、
            デジタルデータが無限に複製可能で限りなく原価をさげられる点が
            従来形式とは大きく違うのだと指摘しているところもなるほど、と。

            「潤沢にあるものを人は浪費してしまうものだし、するべきだ」
            なるほど、普段呼吸している空気の値段なんて考えないのと同じです。

            ただ、読み終えてふと疑問に思ったのですが、
            これらの無料ビジネスは往々にして一部の有料ユーザーが
            サービス全体を支えているわけです。

            となると従来型産業に比べて売上高という面では小さくなるわけで、
            いわゆる市場としては大きいものの、目に見える経済価値という点では
            むしろ縮小していくのではないかと。つまり雇用が減るのではないか?

            筆者は、確かに確認しやすい形の価値は小さくなるが、
            もっと目に見えない形で富は人々に還元されていると述べており、
            そこに賛成はするのですが、一方でいまあふれている無料ビジネスの
            多くが事業収益の部分で四苦八苦している現実を考えると、
            もてはやされつつも難儀な道行きではないかなと思う次第です。

            ひょっとするとこれは新たな産業の変換期にあるのかもですが、
            はたして来るべき時代の産業にどれだけの人が必要とされるのか。
            読み終えて、産業革命時代にラッダイト運動を起こした労働者の
            気持ちがなにか感じられて少々うすら寒い気にもなりました。

            まあ、私だって日々ネット上の無料サービスを使い倒していますし、
            その流れはいくら逆らっても止められるものではないのですが。うーん。

            野球部×女子マネ×ドラッカー

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              もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
              もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
              岩崎 夏海

              なんだかんだで買っちゃいました。
              NHKで紹介されていたドラッカー紹介本。

              いきなり本番にいってもイメージしにくいかなあと思ったので、
              まずはとっつきやすいところから読んでみる事にしました。

              表紙がちょいと萌え系であるのですが、中身はまっとうな青春小説。
              野球部のマネージャーになった女の子が、ふとした勘違いから
              ドラッカーの本をガイドブック代わりにマネジメントを始め、
              弱小野球部を甲子園へと連れて行くというストーリー。

              読み始めはちょっとぎこちない文章が気になりましたが、
              ドラッカーの言葉を元に徐々に野球部を活性化させていく筋立てと
              甲子園出場がかかった決勝戦での熱い試合への盛り上げ方が
              なかなかにうまく、一気に読みきってしまいました。

              読み応えはなんといっても、ドラッカーのマネジメント理論を
              野球部の運営に活かしていくところでしょう。
              マネジメントというと経営とか連想しちゃいますが、
              野球部という素材をうまく活かしてみせています。

              Tico個人はドラッカーの名前は知っていましたが、
              本は読んだことはありませんでした。
              マネジャーというと普通は管理職の人を連想しちゃいますからね。

              でもこの紹介本の主人公はあくまでも「女子マネ」なんですよね。
              顧問でも監督でもキャプテンでも選手でもない「マネージャー」なのです。
              言葉は同じでも意味合いが微妙に異なってくるという
              あえてこのチョイスをしたところに作者の発想が光っています。

              Ticoが読んでいて、すぐに本番のドラッカー本も読まなきゃ!
              と思ったのが次のくだりでございました。ドラッカーの言葉です。


              「マネジャーとは何か。その定義は何か……

               ……専門家が自らのアウトプットを他の人間と統合するうえで

               頼りにすべき者がマネジャーである。

               専門家が効果的であるためには、マネジャーの助けを必要とする。

               マネジャーは専門家のボスではない。

               道具、ガイド、マーケティング・エージェントである。」


              いまの会社に入って自分の立ち位置というものがいまひとつ
              はっきりと定義づけすることができず、ひそかに悩んでいたのですが、
              なにやらドラッカーの本に回答がひそんでいるように思いました。

              マネジャーというと、とかく管理職、リーダーやボスのような存在と
              思えますが、実際はそうではないのですね。ドラッカーによると。

              ちなみに参考になりそうなのがこちらのブログ

              補佐役であってもマネジメントを行っていれば立派なマネジャーなわけで
              この発想の転換は目からウロコ、実に新鮮で刺激的でした。


              さっそくマネジメントのエッセンシャル版を購入。
              昨日から読み始めてます。仕事やゲームで活かせるといいですネ。

              乙嫁語り

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                乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
                乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
                森 薫

                『エマ』でヴィクトリア朝英国での恋愛ストーリーで
                (メイドものでもありましたが……)
                人気を博した森薫先生が新作品で再開です。

                舞台は19世紀中央ユーラシアの遊牧民。
                主人公は20歳の花嫁アミル。でも花婿は12歳という超姉さん女房。
                弓も馬も上手なアミルですが、旦那が風邪ひいたらオロオロしまくったり、
                色々とかわいいところがてんこもりです。

                前作の『エマ』では、単なるメイド萌えにとどまらない、
                しっかりした時代考証とか舞台設定とか、柔らかいタッチの絵とかが
                Ticoには好みだったのですが、『乙嫁語り』でもそれは健在。
                特にアミルの着る民族衣装が実に華やかで素敵でございます。

                二ヶ月に一回の連載なので、付き合うにはなかなか根気が要りそうですが、
                楽しみにしながらじっくりと次巻を待つとしましょうか。

                ベホイミちゃん

                0
                  新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん (1) (Gファンタジーコミックス)
                  新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん (1) (Gファンタジーコミックス)
                  氷川 へきる

                  「思うに隊長はベホイミちゃんかもしれません」

                  歯に衣着せぬLSメンの言葉で何のことやら分からなかったので、
                  アマゾンで注文して買ってみたのがこのコミック。

                  一見萌え系と思わせながら、実はグダグダギャグコミック。
                  ただ、素でグダグダやっているのではなくて、締めるところは
                  ビシッとかっこよく締めるあたり、作者ただものではありません。

                  ちなみに主人公とTicoが似ていると思ったくだりは、
                  主人公がやられて頭からさかさまに地面に突き刺さった状態で
                  「やられたのは私のプライドだ」というコマでして。
                  私の評価や認識っていったい……

                  「これじゃただの自意識過剰なバカ女の
                   ブチ切れ猪突猛進でスよ!!」
                  このコミック紹介したLSメンに言われそうな台詞で、なんだかなぁ。

                  勉強、勉強、ひたすら勉強

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                    Web標準の教科書―XHTMLとCSSでつくる“正しい”Webサイト
                    Web標準の教科書―XHTMLとCSSでつくる“正しい”Webサイト
                    益子 貴寛

                    仕事の方でWebサイトを立ち上げることになりまして、
                    まあこれが立ち上げっぱなしではなくて随時情報更新していく必要が
                    あるのですが、そのたびにいちいちデザイナーに頼むのか、と言う話に
                    なって「それなら私やりますよ」と手を上げた次第なのであります。

                    まあ、これには裏事情もありまして、現在ホームページビルダーで
                    グリグリと作っている遠征隊サイトもちょっと手直ししたいなあと
                    考えていて、「良い機会だし、ここで勉強すれば一石二鳥じゃん」と
                    目論んだりしたわけです。割と公私混同。

                    最初はDreamWeaverというソフトの使い方だけ分かればいいかなと
                    多少なめてかかっていたのですが、一応専門家に聞こうとヴァナフレで
                    Webデザインに詳しい人に尋ねると「これとこれは読んだ方がいい」と
                    言われて、そこでオススメされたのが冒頭の一冊。

                    いやはや、オススメされて正解でした。
                    いま現在のWebデザインのスタンダードを分かりやすく丁寧に
                    解説してくれていて、目からウロコでございます。
                    読んで覚えながら、色々テストサイトで実験してああでもない
                    こうでもないと試行錯誤して覚えていくのが楽しいのですよコレが。

                    でもあれこれ細かいところにこだわっていたら、先述のフレから
                    「たぶん貴方に求められているのは小手先のテクニックじゃなくて
                    全体のディレクション能力だろうから、まずはサイト全体を設計
                    することから始めたほうがいいんじゃないか」と言われ、
                    ふむふむと思っていると案の定いま立ち上げているサイトの
                    最終調整と監督を私が引き受ける流れになっております。
                    んーむ、やはりヴァナフレが言うとおり「紙と鉛筆」が大事だなあ。
                    (プロになるほどまず設計図をきちんと作りこんでから、
                     一気呵成にコーディングして仕上げるんだそうです)

                    ちなみに、上記の本とは別に、システム開発関連の参考書を
                    また読むことになりました。なにしろそのへんの事情はさっぱりですから
                    「どう企画を練って書類を作れば開発者が楽になるか」を知るためにも
                    基礎的な知識は知っておかんと思っております(また紹介は改めて)。

                    それにしても、勉強続きでございますね。
                    子供の頃は大学出れば勉強しなくてよいと考えていたものですが、
                    実際には学校は予行演習みたいなもので、社会に出てからの方が
                    勉強せにゃならんことが多いです。

                    まあ楽しめているからいいんですけどね。
                    なにごともエンジョイなのだなぁ。

                    断る力

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                      断る力 (文春新書)
                      断る力 (文春新書)
                      勝間 和代

                      勝間和代という人の名前は雑誌などで拝見していたのですが、
                      いま名うての経済評論家という以外は詳しく知りませんでした。
                      たまたま店頭で著書があったので、読んでみたのがこの一冊。

                      「断る力」つまりは「ノーといえる力」のことです。
                      結論からさかのぼっていくと……

                      自分の能力や評価を高めるには、
                      自身の価値基準をしっかりと持ち、
                      得意分野でスペシャリストにならねばならず、
                      そこに注力するには余計な依頼を安易に引き受けないことが必要で、
                      そのためには自身の価値基準に合わないものは「断る」べき。

                      ……というもの。

                      要約すると以上の内容で、あとは、
                      「どうやるのが上手な断り方か」、
                      「自分の客観評価を得るにはどうすればよいか」
                      「自分にネガティブな評価を下す人とはどう付き合うべきか」
                      と言った、断る力を鍛えるためのハウツーになっています。

                      まあ全体的に「ふむふむ」とうなずきながら読んでいたのですが、
                      最後あたりで、真に上手な断り方は対案を示すことである、と
                      書いてあって、ほほぅと感銘を受けました。
                      これ、哲学でいうところの「対話」ですね。

                      こういう自己啓発本は百人百様の収穫があると思うので、
                      絶対オススメするなどとは言いません。

                      ただ、Tico個人的にはかなり分かりやすく面白く読め、
                      なおかつ実際に役立ててみようかなという手立てが数多く載っていました。

                      とりあえず、周囲に振り回されている人、なぜかいつも時間がない人、
                      自分は評価されていないと凹んでいる人にオススメです。
                      色々と開眼させられると思いますよ。


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