2024.01.12 Friday

『魔法少女にあこがれて』を推してみる語ってみる

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    年明けにお伊勢参りに行ってきまして(またブログにします)、

    色々新年イベントこなした後、2024年最初に見たアニメがこれ。

     

     

    もう作品アートからして叡智系だと分かりすぎる本作。

    いや、とんでもない作品が始まったもんだと驚愕しましたよ。

    ところが、原作コミックスまで手を出したところ、

    「……これ、単なるエロ売りの漫画じゃないぞ!?」と別の意味で驚愕し、

    今回のブログ記事を書くに至った次第。

     

    と言うわけで今回は

    「『魔法少女にあこがれて』を推してみる」

    と題して、アニメの魅力と原作コミックスの魅力、

    この二つから本作の熱いところを語ってみたいと思います!

     


     

    ■ファーストコンタクト:アニメ版の衝撃

     

    まず2024年冬アニメの初弾として放送・配信された本作第1話を

    見た時のTicoさんの感想がこれ。

     

     

    ……煩悩まるだしやないですか(あきれ)。

    実際、監督がかの『To Loveる』を手掛けた方ということで、

    こういう叡智な描写には定評がありすぎるんですが。

     

    単なる叡智枠というだけでなく、少女同士の絡みということと、

    主人公がヴィラン側で、だんだん自分のS性癖に目覚めていくという

    展開に何か滾るものを感じてしまったのですよ。

     

    muromruoさんの感想考察動画でも、

    「Sに目覚めていく過程を描くのは斬新だ」と評されていて、

    だからこそ、これから主人公の柊うてなちゃんが

    どう転がっていくかが楽しみであり、待ちきれなくある。

     

    そこで当然のごとく、原作コミックに手を出した次第。

    幸い、Amazonではprimeで3巻まで無料で読め、

    kindle版もセール割引して販売されていたのですが……

     

    原作コミックスを読んで頭をガツンとされた気分でした。

    そしてこう思った次第――

    単なるエロではない、認識を改めねばならない、と。

     


     

    ■セカンドインパクト:原作で語られる悪の矜持の在り方

     

    さて、原作コミックスは、なんと既刊10巻まで出ております。

    結構、知る人ぞ知る名作だったんですな。

    面白いけど、人にお勧めしづらい、そんな感じ。

     

     

    ここでTicoが「頭をガツンさせられた」のが、原作コミックス2巻最後のエピソード

    アニメ視聴組には、先行きを期待されてしまっているマジアアズールの話なんですが、

     

    彼女がある行動に出ようとしたときに、

    主人公であるマジアベーゼ(=柊うてな)は是とせずに否定し、一喝するんですよね。

     

    ここで、「ああ」と得心した次第。

    ある意味でタイトル回収。主人公の悪役ムーブは隠れたSの発露ではあるんですが、

    同時に魔法少女という輝かしい存在への憧れであり、愛だったんだな、と。

     

    そこからはもうページをめくる手が止まりませんよ。

    普段のおどおどして陰キャな柊うてなの姿と、

    凛としたヴィランであるマジアベーゼとのギャップ。

    他のヴィラン達との絡みや交流。

     

    そして自身の「悪の矜持」を持ち続け、

    「最終的に魔法少女に倒される敵役」としての覚悟を示しつつ、

    これでもかと自分の癖を満たすためにヴィランの道を突き進む意志の強さ!

     

    特に話が進んでいくと、ヴィランとしての彼女もどんどん貫禄がついてきて、

    特にシリアスな場面では頼もしくもあります。

     

    そうなんですよ。この作品はエロだけど、エロだけじゃない。

    ヴィランという生き様を通して、柊うてなという少女が成長し、

    自分の「好き」と「愛」を探究していく熱いストーリーなんですよ!!

     

    ……まあ、結果的にやってることはアレなんだけどな! うん!

     


     

    ■サードインプレッション:個人的にここ好きポイント

     

    アニメ版の主人公の声、柊うてな役のCV和泉風花さん、良い演技ですよね。

     いまのところ、おどおど陰キャ声ですが、責めに回っている時の

     ぞくぞくする色気はなかなかのものですし、だからこそ、

     先々のエピソードでシリアスなシーンでの声がどう出るかが楽しみ。

     

    アニメ版、円盤買うのを決めました。これはなんというか包み隠さずに見たい

     特に第2話でムーディな劇伴だけだった時に、マジアアズールがどんな声していたか

     声優さんの熱演を聞かねば無作法というもの……

     

    ・原作読みとしては、うてな×キウィをはじめ、

     あちこちで百合カップルが成立している点もポイント高いですね。

     その意味では百合ものが好きな人にもおすすめできる作品です。

     

    ・あと色々語りたいけど、ネタバレ伏せるとあまり言えないなあ……

     アニメ化の範囲には入りそうにないけど、個人的には

     マジアアズールが自分の癖を受け入れつつも昇華させて

     さらなる力に変えてるあたりが好感持ててます。

     自分を否定せずに肯定して戦う力に変えられる彼女は凛々しいよ!

     


     

    さて、徒然に語ってみた『魔法少女にあこがれて』ですが、

    原作コミックス最新11巻が、2024年1月17日に発売です!

     

    【11巻は魔法少女組が勢ぞろい!】

     

    ちなみにこの表紙、10巻と合わせになっているんですな。

    【合わせるとこのようにぴったりと竜虎相撃つ感じに】

     

    単行本最新刊では、マジアマゼンダがついにアレするようですが、

    単なるアレでもないようで、気になるところ。

     

    話の黒幕がどうも魔法少女とヴィラン達を戦わせることで、

    募っていく想いの力を何か悪用しようとしている節があって、

    最終的にどこへ着地するかが気になるところですが……

    最新刊のエピソードはそのあたりが少しでも明らかになるのか!?

     

    ちなみにアニメ版は規制版が各種配信で、dアニメストアが最速、

    AT-Xでも放送された一部規制解除版はdアニメストア独占となっています。

    規制版は結構幅広いプラットホームで視聴できるので、この機会にぜひ。

     

    2024年初っ端から最大の問題作にして名作の予感!

    叡智が好きな人も興味がある人もぜひ本作は必見・必読ですぞ!

     

     

     

    2023.05.07 Sunday

    推しアニメ語り 『ウマ娘ロードトゥーザトップ』

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      こんばんは、Ticoさんです。

      GWも終わりですよー。

      なんか寝てゲームして飯食って寝て過ごした感。

       

       

      さて、この4月から全4回でyoutubeの「ぱかチューブっ!」チャンネルで配信されていた、

      ウマ娘ロードトゥーザトップ』略して「RTTT」がめでたく完走しました!

       

      いやー、TVアニメ版とは別世界線な感じではありましたが、

      コメディ要素を抑えめにしてスポーツものとしての基本をしっかり描いてくれて

      本当に良いものを見させていただきました。実質、分割劇場版だコレ。

       

      【キービジュアルはこちら】

       

      ナリタトップロードを真ん中に、

      テイエムオペラオー、アドマイヤベガ、と

      当時のクラシック三冠を競いあった名馬をベースにした

      ウマ娘たちのライバルと友情のアスリートストーリーでしたね。

       

      以降、各話の動画と感想埋め込みです。

       


       

       

       


       

       

       


       

       

       


       

       

       


       

      とまあ、堪能させていただきました。

      いやもう本当にすてきな作品ありがとうございました。

       

      ところで、アプリ版ウマ娘では、ナリタトップロードだけ未実装なんですが、

      個人的にずっと「推し」ておりまして、一番がエイシンフラッシュなら、

      二番手はトプロさんが来るくらいに待ち焦がれております。

       

      さすがに5/10のガチャ更新で実装と思いたいですが……

      天井の景色を見てもお迎えするぞー!

       

      2023.04.10 Monday

      2023年春アニメ 初回感想備忘録その2

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        こんばんは、Ticoさんです。

        やーっと風邪が抜けて通常稼働に復帰しています。

        気温の高低差がハイアンドロ―すぎる……皆様もお気をつけて。

         

        さて、春アニメで放送や配信待ちだったんのをいくつかチェックしたので、

        感想ツイートを備忘録的にまとめておきます part2。

         

        part1の記事はこちらからご覧くださいませ。

         


         

         

         

         

         

         

         

         

         


         

        いったんこんなところですかねえ。

         

        あとは『推しの子』とか、『ウマ娘 ROAD TO THE TOP』とか、

        気になってる作品はいくつもあるんですが、配信待ちですかねえ。

         

        しかし今季は大作力作が多いですよねえ。楽しみじゃ。

        2023.04.08 Saturday

        2023春アニメ 初回感想備忘録 その1

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          こんにちは、Ticoさんです。

           

          風邪ひいてダウン中なんですが、

          なんとか春アニメをチェックできるくらいは元気になったので、

          備忘録的に感想ツイートをまとめてみたり。

           


           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           


           

          あとは今週日曜日に『水星の魔女』後半シーズンや、

          『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編なども控えてますね。

           

          配信待ちの作品もあるのですが、ひとまずのまとめで。

          今季も期待作が多いですの。

          2023.01.17 Tuesday

          推しアニメレビュー:英雄王、武を極めるため転生す

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            ごきげんよう、Ticoさんです。

             

            なんか先週はぐったらべっちゃごろごろと悶絶してましたが、

            週末に資格試験も終えてひと荷物下ろせたのか、今週は快調ですね。

             

            さて、今季冬アニメも話題作がイチオシでございますね。

             

            目下、Youtubeの感想系動画をチェックしていると、

            おにいちゃんはおしまい!』か『転生王女と天才令嬢の魔法革命』が

            期待のツートップという感じ。

             

            でも二期開始のアニメも4作ぐらいあって、

            ホントに活況でチェックが追いつかない悲鳴でございます。

             

            ……というところで、Ticoさんが敢えて推したいアニメがこちら、

            英雄王、武を極めるために転生すでございます。

             

            【いやあ、TLでは話題にしている人少ないので個人的に応援ッ!】

             

            原作は「小説家になろう」で連載中のWEB小説

            単行本が商業出版され、コミカライズ版も出て、アニメ化という王道パターン。

             

            あらすじは、一代で世を平定して王国を築き上げた英雄王イングリスが、

            今際の際に自分に力を授けてくれた女神さまに

            「できれば生まれ変わって、今度は純粋に自分の武を追究したい」

            とお願いしたところ、承認されて未来の世界に生まれ変わるという転生もの。

             

            ただし、英雄王イングリスは男性で、死ぬときはイイ歳した爺様だったのですが、

            その意識をまるっと持って来たまま、生まれ変わったのが女の子とゆー。

            異世界TS転生もの。最近の作品概念はツイスト効きまくってるなあ……

             

            【右が主人公イングリス、左が幼馴染で親友のラフィニア】

             

            ラフィニア(ラニ)は領主の娘、イングリス(クリス)はそれに仕える騎士団長の娘。

            血縁関係でも従姉妹どうしに当たる間柄でもあります。

             

            【そのまま前世の記憶と意識と技量を持ったクリスは神童と期待されますが……】

             

            【あくまで下っ端として前線に出るために、騎士の証を敢えて付けないとか】

             

            アーティファクトを扱うルーンが付かなかった「無印者」扱いのクリスは、

            将来的に高位の騎士になるだろうラニの従騎士として仕えると宣言します。

            まあ、原作読む限り、ルーン無くてもバリバリ戦えるので、

            自分からつけていないフシがありますが……

             

            とにかく成長したクリスは「天使の体に武将の魂が宿っている」

            ラニに呆れられるほどにバトルマニアとなっておりまして、

            第1話でも第2話でも目をキラッキラさせながら手合わせを挑んでいます。

             

            第2話では「この子、錯乱してる!?」とか言われましたが、平常運転です。

            まあ、キャッキャ笑いながら煽ってきたら、そりゃそう思われるわな……

             

            【しかし美人さんなイングリス。美人なことを自分でも認識しています】

             

            【幼い時から鏡に向かって「自分、かわいい」とかする悪癖があったり】

             

            【夜会のドレスも結構大胆なのをノリノリで着ていたりします】

             

            TSものだと「俺かわいい」というのはお約束ではあるんですが、

            クリス自身は女性であるという自覚はあるものの、

            意識は前世からまんま持ってきてるので男性相手に恋愛とか考えたくないクチ。

             

            かといって、幼馴染のラフィニアについては、親友ではあるものの、

            どっか孫娘を見守るじいじ目線だったりするので、このへんの線引きが絶妙。

             

            これ、どういう自己認識なんだろうとかんがえていたんですが、

            アレだ、ネットゲームで女性アバター使うおっさんのそれに通じるわ……

            なぜか自己切腹的なダメージが!

             

            【なんだかんだで良いコンビなんですよ、クリラニの二人】

             

            そんなこんなで、美少女見習い騎士になったかつての英雄王が、

            チート的能力でちぎっては投げしつつ、仲間の女の子たちとキャッキャするとゆー。

             

            うん、今季の作品では佳作良作のポジションではあるんですが、

            個人的にTicoの癖にダイレクトインパクトなので推しレビュー書かせてもらいました。

            ツボに……ツボに刺さるんじゃあ……

             

            配信ではdアニメストアが最速

            それ以外だとAmazonPrimeVideoABEMAでもやってるみたいですね。

             

            とにかく美しくカワイイながらもバトルジャンキーなクリスが見てて楽しい本作

            ツボに刺さる人にはかなり来ますので、ぜひぜひご覧あれ。

             

            2021.10.24 Sunday

            『閃光のハサウェイ』 ギギさんがファムファタールにしか見えない

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              おはようございます、Ticoさんです。

              平日はいろいろゲッソリダウンしていましたが、

              金曜日にもろもろクリアして一息ついたところでして、やれやれ。

               

               

              さて、本日のブログ記事は、

              「『閃光のハサウェイ

               ギギさんがファムファタールにしか見えない」

              と題して、配信が始まった宇宙世紀ガンダムの最新作の感想など。

              劇場で見たかったけど、いろいろタイミングを逃してたわけですが、

              配信で見て「ああー!」となってます。劇場で見たかったコレ。

               

              【全三作の1作目になります。ハサウェイが立派な青年になってまあ】

               

              ハサウェイといえば、あのブライト艦長の息子さんであり、

              同時に『逆襲のシャア』では、シャアの理想やクェス・パラヤという困ったちゃんに

              振り回されていろいろアカンことをした子でございますが。

               

              シャアの反乱こと第二次ネオジオン紛争から12年後、

              立派な青年になり、上流階級の端っこに連なりながらも、

              地球政府の要人を暗殺するテロ集団のリーダーとなっている彼の姿が描かれます。

               

              このテロ集団であり、リーダーの名前が「マフティ―」を名乗っているわけですが、

              本作時点ではハサウェイがほぼイコールでマフティ―なわけです。

               

              【シャトルのハイジャックの時に見せた動きがもう素人のそれではない】

               

              なかなかね、このハサウェイの描き方が丁寧なんですよ。

              活動家であり、理想家でもある。ある意味でシャアの思想の後継者です。

              でも街中でハサウェイが聞く大衆の本音は

              「人狩り部隊をどうにかしてよ」「マフティ―は頭がよすぎるんですよ」

              ってところで、どうにも理解されていない。

               

              こんな声に直面しつつ、「この利権の構造を他にどうすりゃいいんだい」と嘆息しつつ

              いわゆる活動家というより逡巡する一人の青年を活写しているのが、

              本作の醍醐味でもあります。ハサウェイ、カッコいいけど、カッコわるいんですよ。

               

              【組織のメンバーと話しているハサウェイは自然体でリラックスして見えます】

               

              マフティ―の組織って若い人が多いんですよね。でも背後にバックアップする存在がいる。

              このあたり、現実のテロ組織のそれって感じだし、彼らの理想が青く見えるいい設定です。

              みんな頭よさそうで、だからこそ余計なものが見えちゃうし考えちゃうんだろうな。

               

              【そんなハサウェイの「敵」に回るのが、やり手のケネス大佐】

               

              要人シャトルのハイジャック騒動が縁でハサウェイと知り合うケネス大佐。

              人当たりのよいオトナの男性で、ジョークも分かれば融通も利く

              一作目ではいろいろとハサウェイに絡んできますが、

              たぶんケネスからみたらハサウェイの好感が持てるし、どこかウマが合うんでしょうな。

              マフティ―の理想に共感しつつも、対テロ作戦の指揮をとる彼は

              正しくオトナになることができた人物であるし、その意味ではハサウェイと好対照。

               

              【さて、問題はこの女性。ギギ・アンダルシア。作中で一番やべーやつです】

               

              ところで本作で一番危険な人物を上げろと言われたら、

              テロリストやってるハサウェイでもなく、軍人やってるケネスでもなく、

              Ticoはこのギギさんを真っ先にノミネートいたしますね。

               

              要人シャトルであるハウンゼンの中で偶然、ハサウェイやケネスと知り合いますが、

              妙に勘が鋭いし、男を惹きつける神秘的な魅力があるし、

              それでいて言い寄る男をはぐらかす術も持っている。

              それでいて、芯はガラスか水晶かってぐらいに脆そうなところがあって……

              このギギをハサウェイは妙にほっとけなくなります。

               

              【序盤で早々にハサウェイの振る舞いから、彼をマフティ―と見抜くギギ】

               

              別にギギは連邦のスパイでもないんですが、

              危険なことに首をつっこみたがるというのか、

              目の前の青年をもっと深く知りたいという欲求の表れなのか。

              妙にハサウェイに絡みついてくるところがあります。

               

              ハサウェイがマフティーだと指摘してみせたシーンで、

              「ここでの会話は忘れよう」とハサウェイが言って見せたら、

              即座に「忘れないわ」と返すあたり、なんかもうタチ悪いです。

               

              【ただ、ハサウェイだけが好きってわけでもない。ケネス大佐とも付き合ったり】

               

              なんでしょうね、振る舞いだけ取ってみると、二人の男を手玉に取る感じの女ですが、

              そのへんの行動に卑しさとか媚びがあまり感じられない。

              このへん、ギギを演じる上田麗奈さんの演技が実にハマり役です。

              時に蠱惑的だったり、時にかよわかったり、無防備だったり。

              場面場面での声にこもる表情と言うか「顔」が本当に変幻ですねえ。

               

              困ったことにハサウェイは、ギギをクェス・パラヤに似てると感じており

              関わるのは厄介で危険だと感じながらも、妙にかかわってしまう。

              このあたり、ハサウェイ自身もかなり女難系の困ったヤツではあるんですが、

              それ以上にギギの「ファムファタール」ぶりがハンパないんですよ。

              まさに運命の女性であり、破滅を呼び込む女性。怖いなあ。

               

              【ハサウェイが駆るクスィーガンダムは本作では終盤の終盤に出てきます】

               

              人物ドラマがすごく見ごたえのある『閃光のハサウェイ』ですが、

              もちろんモビルスーツ戦も迫力満点。

               

              ユニコーンシリーズから見せてきた「戦闘のリアルさ」には磨きがかかっていて

              特に中盤でMSどうしの戦闘に市民が巻き込まれたらどうなるかってあたり

              実に真に迫っていました。

               

              そして終盤に見せるクスィーガンダムとペーネロペーの一騎打ち

              互いにエース級同士が見せる瞬時にかわされる駆け引きがなんとも見事です。

               

              続編の展開が実に気になる本作、今度はちゃんと劇場で見たいなあ。

              全編にわたって心地いい緊張感があって、なぜか何度も見たくなります。

              各配信サイトで見れますので、未見の方はぜひ! おススメですよ!

               

               

              2021.10.13 Wednesday

              『吸血鬼すぐ死ぬ』 脱力系漫才がじわじわ来ます

              0

                おはようございます、Ticoさんで。

                昨夜は久々にビーフシチューを作ったんですが、

                ハインツの缶入りソースを使ったのに、なんか調理法が

                前に書いてあったのと違っていて面食らいました。

                意外とネットで調べても「これだ!」ってないんですよね。

                 

                 

                さて、本日のブログ記事は

                「『吸血鬼すぐ死ぬ』 脱力系漫才がじわじわ来ます」

                と題して、10月から始まったギャグアニメの感想など。

                 

                 

                なんかタイトルからして「ああ、なんかダメなやつがいるな」感ありますが、

                たぶん登場人物全員ポンコツ、ボケとツッコミが入れ替わる脱力漫才系です。

                だがそれがいい。肩の力を抜いて気軽にケラケラと笑えますよ。

                 

                【雑魚いほど弱い吸血鬼ドラルクと、浮草家業な吸血鬼ハンターのロナルド】

                 

                この二人がもうどうしようもないくっだらないなやりとりをするのを

                楽しむアニメです。いや、当の本人はすごく真剣なんだけどね。

                 

                 

                気位が高いのか卑屈なのか分からないボケ気味の吸血鬼ドラルク。

                声を演じるのはCV福山潤さん。相変わらず健在の七色のボイスがよきかな。

                 

                そしてなんかツッコミに忙しいヤクザな稼業の吸血鬼ハンター、ロナルド。

                演じるのはCV古川慎さん。『かぐや様』に出てきた白銀御行会長だからキレッキレ。

                 

                 

                とはいえ、このボケとツッコミの立場は結構入れ替わったりします。

                ドラルクは基本的に弱いんだけど、変なところで強気に出たり、

                ロナルドは結構弱みが多いのでそこを衝かれるとたちまち弱い。

                 

                要するにこの二人の漫才をシュールなシチュエーションで楽しむ作品なんですが、

                掛け合いのテンポがよくて肩の力をぬいて楽しめます。

                 

                【第2話でちょっとカワイイ子が出てきたけど、ポンコツの匂いがする……】

                 

                【それにしてもドラルクのアップダウンの激しさは本当に見てて楽しい】

                 

                ドラルク役がCV福山潤さんということで、世間的にはルルーシュが有名ですけど、

                個人的には『WORKING!』の小鳥遊くんなんだよなあ。

                ホントに虹色ボイスと言ってぐらい幅広い声が出せる人なので、

                本作は個人的にも応援したいところなのです。

                 

                秋アニメ、なかなか強豪揃いの中、敢えて脱力系で勝負してきた本作

                意外と休憩半分で見ると楽しめる良くできた箸休め的一品です。

                疲れてるなーって人にはぜひおススメ。実は癒し系かもしれないです。

                 

                2021.10.12 Tuesday

                『異世界食堂』 1期も2期も極上のメシテロだ!

                0

                  おはようございます、Ticoさんです。

                  来週からググっと冷え込むらしいですが、

                  今週は晩夏というか亜熱帯の気温みたいですね。

                  ……夜もクーラーが要る10月ってなんなん。

                   

                   

                  さて、本日のブログ記事は、

                  『異世界食堂』 1期も2期も極上のメシテロだ!」

                  と題して、ファンタジー&食べ物系アニメの感想など。

                  この10月からアニメ2期がはじまってますが、

                  本記事の感想は日曜に一気見した1期の内容になります。

                   

                  【いやー、新規開拓はするもんだと改めて認識した極上のメシテロアニメ】

                   

                  お話は、ある異世界に、7日に1回だけ入口の扉が現れる、

                  現代日本の料理店「洋食のねこや」と、そこで味わえる美味を巡る

                  ファンタジー世界の住人たちの新鮮な驚きをユーモラスかつ新鮮に描く内容です。

                   

                  【ぱっと見で分かる、来客層のバラエティの豊かさよ!】

                   

                  この話しの面白いところは、ねこや=異世界食堂へのワープドアは

                  世界のいろんなところに忽然と姿を現すということ。

                  なので、ファンタジー世界の色んな住人がやってくるのがポイント。

                   

                  似た話だと『異世界居酒屋のぶ』なんかもありましたが、

                  あちらが古都アイテーリアにがっしり店を構えて地元の人間関係を密に描くのに対し、

                  こちら『異世界食堂』は色んな出自の人が平和にメシを食べてるのが妙味ですね。

                   

                  【菜食主義者のエルフ。獣系の食材がダメな彼女が食べられるものがまた意外】

                   

                  この作品の面白いところは、いろんな人が料理を味わいながら、

                  自分なりの感覚や好み、そして語彙を駆使して感想をひとりごちるところ。

                  人間とかなら出身地に左右されますし、菜食主義のエルフだと

                  「そーきたかー」って感じの味わい方になります。

                   

                  【オムレツを部族にテイクアウトしに来るリザードマンの勇者】

                   

                  特にリザードマンのエピソードは当人の台詞がない代わりに

                  ナレーションが結構語ってくれて、彼らにとって

                  「異世界食堂でオムレツをテイクアウトしてくる」というのが、

                  部族で認められた勇者のみが成し得る神事になってるのがポイント。

                   

                  【異世界食堂の店主。名前は明らかでないのですが、CV諏訪部順一さんのイケボです】

                   

                  【ウェイトレスを務める魔族の少女アレッタ。明るいめっちゃ良い子】

                   

                  【同じくウェイトレスになるクロ。一見エルフに見えますが、実は……】

                   

                  登場人物も魅力的なんですが、わけても店主がなかなかのイケオジで、

                  しかも心優しいダンディなんですよな。

                   

                  この異世界食堂、彼の先代のころから七日に一日、異世界に繋がってるようで、

                  店主も結構なれっこなんですよね。まあ、その彼にも意外な繋がりが

                  あったりするんですが。

                   

                  さて、アニメ1期はdアニメストアかAbemaプレミアムでしか見れないのですが、

                  冒頭で申し上げた通り、この10月からアニメ2期が始まっています。

                   

                   

                  1期を知らなくても2期の1話からすんなり入っていける内容ですし、

                  基本的にオムニバスが連続しながらゆるーく繋がっている感じなので、

                  途中から見ても大丈夫。

                   

                  異世界の住人が意外な好みを見出して

                  そのおいしさに驚嘆するのが見てて本当に面白いのですよ。

                  気になる方はぜひおススメ、ただしお腹が減ってくるのが難儀ですゾ!

                   

                  2021.10.11 Monday

                  『鬼滅の刃』無限列車編始まった!

                  0

                    おはようございます、Ticoさんです。

                    今朝は別のネタをブログに用意していたんですが、

                    昨夜放送の国民的人気アニメをすっかり忘れていて、

                    配信分を未明にチェックしたのを記事にしてございます。

                     

                     

                    というわけで、もちろん今回の記事は

                    『鬼滅の刃』無限列車編始まった!」

                    ということで、そりゃもうこれしかないでしょうよ、と。

                     

                    【劇場版作品だった無限列車編をTVアニメ版に再構成!】

                     

                    昨夜はエピソード0という感じで、炎柱である煉獄さんを主役に、

                    無限列車編の本編前夜のエピソードを描いてましたね。

                    時間尺は30分もないんですが、それだけ映画1本あるんじゃないかというぐらい、

                    とてもとても濃密な「煉獄回」でした。

                     

                    【まず冒頭の蕎麦屋の蕎麦からして気合の入り方が違う】

                     

                    あー。間違いなく関東系の蕎麦ですわ、醤油ベースの辛いヤツ

                    煉獄さんとヘルプの隊士が無限列車にまつわる相談を蕎麦屋でするんですが、

                    その間に職人さんが調理するシーンとか重なっていて、これがすごい密度

                     

                    で、煉獄さんが鬼討伐の決意を新たにしたところで、

                    店の主からかき揚げの差し入れが来て「美味い!」ですよ。

                     

                    【まっすぐで正直な煉獄さんですが、方便の使い方は心得ているようで】

                     

                    前編は妙に駅弁と関わって、大人買いするんですが、

                    目下の隊士へ差し入れでもっていってあげるとか、

                    あとは自身がかついだ弁当を機関車の整備員に差し入れして、

                    するっと情報収集するとか、さすが柱です、頭が回る。

                     

                    沿線で出没していた切り裂き鬼を見つけ出すんですが、

                    煉獄さんの戦い方は「まず人を救う」が大前提なんですな。

                    コラテラルダメージとか割り切って人質を見捨てたりしたい。

                     

                    【守り切ってそのうえで勝つのは強い正義の味方ですよなあ】

                     

                    【弁当売りのおばあさんの回想に出てきた、おそらくは煉獄さんの父君】

                     

                    この回想シーンの煉獄父がめっちゃカッコいいんですよ。

                    母娘を鬼から救った後の納刀の所作。

                    これがいまの煉獄さんの所作と重なるとというか、ほぼ同じなんですよな。

                     

                    「また救っていただいた」とお礼を言うおばあさんに、

                    「それは俺の父だろう」「あなたのことは父に伝えておく」

                    煉獄さんが答えるあたりでもう本編知ってると色々あうーとなりますよ。

                     

                    煉獄さんにとって父はやはり憧れと尊敬の対象だし、

                    同時に無限列車に乗り込む前に自分の想いが誤っていないことを

                    彼自身も確認していたんだな、と。

                     

                    【無限列車に乗り込む前にお礼に来る弁当売りさんに、煉獄さんは――】

                     

                    お礼の弁当ひとつはありがたく受け取って、

                    「あとは全部買わせてもらおう!」と明快に言ってみせる当たり、

                    器がでかいのか胃袋がでかいのか。たぶん両方ですね。

                     

                    【最後に見せる笑顔が本当にイイ顔でね……煉獄さん……】

                     

                    今回の前日譚、アニオリ回ながら、煉獄杏寿郎という男を活写した、

                    実によいエピソードでした。彼が悪夢の中で抱いていた想いとか、

                    上弦の鬼と最後まで対決した覚悟とか、そのあたりに全部繋がってるんですよ。

                     

                    これを踏まえての再編集の本編へとつながりますからね。

                    いやー、実に今後が待ちきれないですねえ!

                     

                    2021.10.01 Friday

                    『転生したらスライムだった件』 アニメ2期お疲れ様!

                    0

                      こんにちは、Ticoさんです。

                      アニメの放映シーズンの狭間に当たるので、

                      割とコンテンツに飢えてますが、そんな時だからこそ、

                      ブログにまとめる暇もできますな。

                       

                      というところで、本日のブログ記事は

                      「『転生したらスライムだった件』 アニメ2期お疲れ様!」

                      と題して、分割2クールの第2期が無事に終わり、劇場版も決まった本作のことなど。

                       

                      【この作品、ファンタジー世界の大河ドラマ感あるんですよね】

                       

                      アニメ1期だとリムルが色んな厄介を片づけていくうちに

                      魔物の仲間達を集めて勢力として台頭していく過程が描かれてましたが、

                       

                      2期だとジュラ=テンペストを厄介に思う勢力が敵対したり利用したりと、

                      明確に敵意を持った相手が明らかになってくるストーリーでしたね。

                       

                      【リムルが魔王になる決意をしたシーンから一気にヒートアップしましたね】

                       

                      【反魂の秘術を使うシーンとか、どこか神々しくさえあります】

                       

                      2期の最初はあまりぱっとしなかったんですが、分割1クール目の後半から加速

                      分割2クール目は前半が軍議が続くものの、後半は手に汗握る展開。

                      テンペストの軍勢とクレイマンの軍勢がぶつかる大会戦もあれば、

                      魔王たちの宴での威圧戦&実力行使とか、締めの展開は疾風感ありました。

                       

                      【キービジュアルのこれ、かっこいいですよね】

                       

                      なろう系だけに事がリムルの都合よく進む感じはあるのですが、

                      それでも面白く見れるのは、そういう展開がお約束的に見える演義仕立ての妙

                      リムル自身が義に厚いパーソナリティなので正義は我にありという印象

                      そして「名づけ」に代表されるツボを押さえたファンタジー要素だと思います。

                       

                      とくに「名づけ」ってこの作品では重要で、

                      ただのスライムのリムルがここまで来たのは「名づけ」を通じての結果だし、

                      魔王の一員として認められたのも「八星魔王」という名称をすんなり考え出して、

                      それが古参陣に受け入れられたからというのもありますし。

                       

                      【一段とステージを上げたリムルが次にどこへ行くのか楽しみですね!】

                       

                      個人的に面白いなあ、と思ったのは、Ticoの甥っ子君がアニマックスの無料放送で

                      アニメ1期を見て「面白い!」と熱中していた話を聞いたこと。

                      いまの子にとっては、転スラも立派な「子供の時に見た楽しい作品」になるんだなあ。

                       

                      それにしても劇場版どうするんでしょうね

                      オリジナル作品にするのか、それとも原作の続きから引っ張ってくるのか。

                      個人的には原作の締めまで映像化してほしいので、上手い段取りを期待です!

                       

                       

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