思い出のマーニー

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    スタジオジブリ、米林監督の期待の新作、
    「思い出のマーニー」見てきました!

    結論から言うと、素直に良い作品でした。
    見終わった後に静かで穏やかな感動が満ちてきて、
    実にすがすがしい心持ちになりました。



    宮崎監督が作れば、あるいはもっとすごいものができたかもしれませんが、
    おそらくもっとわけのわからないものになっていたでしょうから、
    本作みたいに原作を丁寧にトレースしたかたちにはなかったでしょう。

    本作、「あなたのことが大すき」という宣伝文句や、
    予告編で出てくる色々とロマンティックなシーンから
    「百合映画なのか!?」との前評判があり、Ticoもひそかに期待してたのですが、

    「うん、たしかに百合要素はあるけど、オチ見ると百合じゃないねこれは」
    と思った次第です。むしろ「思い出のマーニー」というタイトルがしっくりときます
    そ、そういうことだったのかー!!

    これはあくまでも個人的な所感ですが、
    本作でポスト宮崎駿のスタジオジブリの方向性が見えたんじゃないかと思います。
    良質な文学作品のテイストをそこなわず、丁寧に美しく映像化していく、という。
    そこはジブリの職人芸が光るところでしょう。

    「思い出のマーニー」、傑作ではありませんが、オススメの良作です。

    AURA 〜魔竜院光牙最後の戦い〜

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      土曜に封切りになった、「AURA 〜魔竜院光牙最後の戦い〜」見てきました!

      原作は「人類は衰退しました」でおなじみ田中ロミオ先生。
      今回の「AURA」は同じ製作スタッフが作ったということでなかなか楽しみにしてましたが……

      いやはや、原作未見でしたが、実に胸に刺さる、それでいて素晴らしい作品でした

      一見普通の男子高校生、佐藤一郎は、ある夜に青い衣に身をまとった
      魔法使いに見えなくもない不思議な少女に出会うのですが、この少女がクセモノ。
      冒頭の異世界バトルもあいまって、「えっ、この子はファンタジー世界の住人なのかしら?」と
      思っていましたが、全然違うというか、ある意味で空想の住民というべきか。

      この少女、佐藤良子は、ガチのマジキチレベルで妄想なりきり系中二病を煩っている子なんですね。
      しかもこの良子を発端として、クラス内に妄想漬かり全開の生徒達が次々と出現。
      いや、もう、見ていて笑える展開なのですが、ところが、そうも言ってられない。

      この作品のモチーフのひとつは「中二病」なんですが、
      もうひとつのモチーフが「スクールカースト」でもあります。

      そう、中二病に浸っている彼らは目立つけど本来マイノリティで、
      「ごくノーマルな生徒達」「ちょっとヤンキーな生徒達」からすると、
      このうえなくウザくてキモくて理解不可能な存在なんですよね。

      だから排斥しようとする。嫌がらせをする。
      特に言動からして世界をとことん拒絶する良子は、目の仇にされて、いじめられます。
      そんな良子を最初はしぶしぶ、やがて進んでかばうようになる一郎。
      ところが、そんな一郎の言葉の端々からは、単純な義侠心ではない感情が滲んでいて……

      まあ、これ以上スジを話すのは野暮ってもので、気になる方は劇場へ、なのですが。

      当初はファンタジーなのかな?と見始めた身としては、学校生活の現実を、
      それも「マイノリティには冷たくて苦しい学校生活」を見せつけられて、
      実に心にグサグサと刺さってきます。

      妄想に浸ってそれをひけらかすドリームソルジャー達が痛々しい。
      ノーマルなマジョリティ側からイジメを受ける良子が痛々しい。
      そしてそれをかばおうとして自分の傷をえぐられる思いの一郎も痛々しい。

      そう、この作品はとても刺さってきて、痛々しいのです
      中二病を扱った作品としては、最近では「中二病でも恋がしたい」がありましたが、
      あれはコメディかつマイルドで、中二病患者でも楽しく学園生活をおくれていました。

      ところが、現実はそうじゃない。マイノリティに現実はそんなに優しくない
      100%ハッピーな学校生活を送ってこられた人間なんてそうそういないわけですが、
      特にサブカルにハマるオタ系にとっては、多少とも身に覚えがある経験や感情を
      この作品は掘り起こして蘇らせてきます。

      ですが、途中の息苦しいばかりのシリアスがあってこそ、
      クライマックスでの良子の気持ちが痛切に共感できるし、
      彼女を止めようとする一郎が「封印」を解いて必死に立ち向かう姿には、
      思わず拳を握って応援してしまうのです。

      そして、事件が終わった後、エンドロール後の二人の表情に
      ほっとして、そしてすがすがしい気持ちになれるのでありましょう。

      この作品のモチーフは、「中二病」と「スクールカースト」。
      ですが、テーマは王道の「ボーイミーツガール」で「青春のお話」です。

      娯楽に徹したエンターテイメントじゃありません。手放しで楽しめる作品でもありません。
      ですが、特にマイノリティだった覚えがある人、あるいは現在進行形でマイノリティな人には
      とても「刺さってきて」そして「共感」できる作品
      ではないかと思います。

      上映がテアトル系ということで公開劇場が限られているのが難点ですが、
      映画館にいけない人はぜひディスクを購入かレンタルかして見てほしい作品でした。



      劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟

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        昨日から封切りの「劇場版とある魔術の禁書目録」見てきました!

        いやはや、ファンにとっては見所満載、見ごたえ抜群の作品にしあがっています。
        扱っている題材が「奇蹟」と「宇宙エレベーター」という、劇場版にはぴったりな代物。
        もちろんクライマックスではわれらが主人公である上条さんは○○へ行くわけで、
        本当にお祭り感あふれる出来になっています。

        科学サイドから見れば単なる宇宙エレベーターでも、
        魔術サイドから見れば、その存在は実は……と、設定の仕込み具合が
        なかなかに素敵で、このあたりは禁書目録シリーズならではのお楽しみですね。

        ところで、禁書目録シリーズは、登場人物がとにかく多いのが特徴なのですが、
        本作では主要キャラにはちゃんと見せ場が、脇役でもチラ見せシーンが揃っていて
        なかなか構成とバランスにはうならされました。

        既存キャラの出番が多いとはいえ、劇場版ヒロインであるアリサの魅力は少しも霞んでおらず、
        物語のキーパーソンとして輝いています。コンサートシーン、気合が入ってましたね。

        もうひとつ注目したいのが、劇場版裏ヒロインといえるシャットアウラで、
        当初は敵役に近い立場、主人公のライバルキャラかと思っていたら、
        クライマックスに向けてまさかまさかのあの展開。

        時間は90分と少々短め、終盤駆け足の印象もありますが、
        ファンであればまず見に行くべきな作品だと思います!


        ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

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          待ちに待っていた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が公開になりました!
          封切り日に行ったのですが、さすがに満席。いやはや、ムーブメントですね。


          今回は「」「」と続いて、「」となるところが、
          なぜか「」なのですが、この副題はダブルorトリプルミーニングかもしれません
          とは見終ってから呆然としながら思った率直な感想です。

          予告では「Q」とあって「Quickening」と小さく書いてあり、
          「急」を示すとも、「胎動」を示すとも取れるのですが、
          音で読むなら「」とも取れます。


          エンターテイメントとわかりやすいカタルシスを与えてくれた「破」に対し、
          今回の「Q」はTV版終盤や旧劇場版のときのような得体の知れなさを感じました
          それは他の観客も同様だったようで、上映が終わると、一斉に「ざわざわっ」と
          不穏な空気に。


          えっ、この映画どこへ行っちゃうの?」という不安感と期待感が
          ないまぜになった、そんな雰囲気です。


          ネタバレにしたくはないのであらすじは書きませんが、
          破の予告からは思いもよらない、「まさかまさか」の超展開
          ところが、この展開は単なる思い付きではなく、
          大筋は最初から変わっていないことが、パンフに載っていた
          声優さんのインタビューから読み取れます。


          ともすれば置いてけぼりにされそうな展開ながら、
          それが納得して鑑賞できたのは、劇中のシンジの感情が
          理解というか共感できるからかもしれません。
          このあたりは場面の演出や、声優さんの演技に
          よるところが極めて大ですね。
          シンジ役の緒方さんは今作も素晴らしいです。


          そして、圧倒的に迫力のある映像と音楽。
          序盤のシーンなどは当初の違和感などを飲み込んで
          怒涛のように押し寄せてきますし、
          終盤もまたド迫力の画面が繰り広げられます。
          正直に言えば、「分からないけどなんかスゴイ」。


          この「分からないけどなんかスゴイものを見た」というのが
          エヴァのエヴァたるゆえんかもしれず、その意味では、
          分かりやすいエンタメに徹してくれた「破」に比べて、
          本来の姿を見せてくれたようにも思えます。


          いまネットでは、いろんな考察があがっています。
          ストーリーの流れはどうなっているのか、
          登場人物達はどうなっていて、隠された謎は何なのか。


          完結編のタイトルは「シン・エヴァンゲリオン:|┃」。
          最後の記号はなんと読むのかも意味深ですが、
          「シン」も果たして「新」か「真」かそれとも別の意味か。


          ただ、見終わってからのTicoはなんだか安心していました。
          今作はある意味過酷です。シンジ君は前以上に可哀相ですし、
          観客をある意味突き放した筋立てになっています。


          それでも。
          スタッフロール直前に「ああいうシーン」を持ってきた以上、
          完結編が少なくとも前みたいな破滅や悲劇を描くことはないと
          確信しています。


          それこそ、劇中のある人物が語った通り、
          希望は残っているよ。どんな時にもね
          なのかもしれません。


          なにはともあれ、完結編、実に楽しみです
          そして、「Q」はまた見に行かねば!




          伏 鉄砲娘の捕物帳

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             この金曜の会社帰りに「伏 鉄砲娘の捕物帳」見てきました!
            原作は桜庭一樹先生。ライトノベル作家出身ながら直木賞をとった作家ですね。

            さて、見に行ったきっかけというのが、Ticoの大好きな作家である
            笹本祐一先生が「ジブリよりもよっぽど正統なまんが映画」だと絶賛していたのと、
            予告編の映像がなにやら印象に残って夢に出てきちゃったからですね。

            さて、見に行った感想。うん、「アニメ映画」というより「まんが映画」でした。
            それも極上品です。ここまでの作品はなかなかにお目にかかれません。

            主人公である猟師の少女、浜路は、兄の誘いで江戸へとやってきて、
            市中を騒がす「伏」と呼ばれる化物退治に繰り出す……というのがお話のさわり。

            キャラの造形や動き、江戸市中の街並み、演出の数々が、
            どこかまるっとしていてコミカルで、それでいてよく動く
            江戸時代をモチーフにしていますが、色々とファンタジックなデザインになっていて、
            それが独特のサイケ感も思わせる絶妙の配分になっています。

            さて主人公の浜路は、ヒロインだからしてかわいいのですが、
            いわゆる「芋娘萌え」なんですね。
            一人称が「オレ」、垢抜けない服装、男勝りというほどでもないけど、
            女にはなれていない、芋っぽいところがまたいいのです。

            そんな浜路が伏狩りのさなかにある出会いをし、変わっていくのですが、
            圧巻といえるのがクライマックスシーンでの浜路の描写です。
            もう、このワンシーンのためにこの作品はあったのかというくらい、
            すんごい美人として映えていて、これは脚本と演出の妙ですね。

            ちなみにどこかで見たような動きと絵柄だなあと思っていたら、
            「忘念のザムド」の宮地昌幸監督でした。
            どおりで将軍家定の気持ち悪さに覚えがあったはずです。

            ザムドの方はちょいとストーリーが難解でしたが、
            本作は分かりやすいラブストーリーなので、すっと見れるのではないかと思います。

            残念ながら上映館が小さなところしかなく、まもなく上映期間も終わるのですが、
            レンタルなどで見かけたら、ぜひ見てほしい一品です。




            009 RE:CYBORG

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               10月後半は「009 RE:CYBORG」が上映です!
              これも封切り日に見に行きました。

              Tico自身は「サイボーグ009」は石ノ森章太郎先生の描いた
              漫画だとは知っていますが、お話の内容までは知りません
              ただ幼い頃にちょっと絵を見たかなーという程度です。

              劇場でやっていた予告編を見て、母者が
              「あら、なつかしいわね」と言ってたので、
              世代的に上の人の方が直撃ヒットなのではないかと思います。

              さて、それでは何故見にいったかというと
              あの神山健二が監督を務めると聞いてであります。

              代表作である「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」や「東のエデン」、
              あとTicoお気に入りの「精霊の守り人」などを手がけておられますね。

              カッコイイ絵と硬派なストーリーを撮らせたら
              まさにこの人という感じで、いわば009の初体験をワクワクしながら
              劇場へ足を運んだ次第です。

              感想はといえば、009の加速装置の演出をはじめとする、
              サイボーグ達の動きがひたすらかっこいい!
              迫力がなかなか圧巻で、実に見ごたえがあります。

              あと紅一点の003の色気も見所のひとつといえましょう。
              大人の魅力ムンムンです。タイトミニで後ろスリットって
              どんだけエロスなのですかっ。

              お話の方はというと、「うーん?」という感じで
              ちと難解というか、分かりづらいテーマになっています。

              上映後によくよくパンフレットなどを見てみると、
              もともとこの企画、あの押井守監督のところに最初持ち込まれた上に、
              原作でも未完のエピソードを下敷きにしているらしいのですね。

              (エキサイトニュース)

              今回の作品は押井監督が投げ出したものについて、
              神山監督なりに答えを出したものらしく、
              ゆえにお話としては難解になっていますが、原作ファンからすると
              「終わり方が投げっぱなしジャーマンなのがかえって石ノ森らしい」だとか。

              ともあれ、魅せ方については半端なくカッコイイ作品に仕上がっています。
              まだまだ上映中なので、気になる方はぜひ劇場へ!


              劇場版まどかマギカ

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                 今年10月はアニメ映画の豊作期。

                というわけで前半は劇場版まどかマギカを見てきましたよ!
                前編が「始まりの物語」、後編が「永遠の物語」。

                TV版の総集編に当たるわけなんですが、
                ただの総集編と思うなかれ、同じように見えて
                全シーンが劇場用に描きなおされているこだわりのリファイン。

                他にも劇場版ならではの嬉しいアレンジは各所にあって、
                例えば巴マミのテーマとも言われる曲「Credens justiriam」は
                Kalafinaによる「未来」という名の歌になって流れたりします。

                前編がTV版の1-8話で160分、後編がTV版の9-12話で110分ですが、
                録画やディスクで何度も見返したにも関わらず、緻密な筋立てと
                独特の演出にずずいっと引き込まれてしまいます。

                「永遠の物語」のエンディングテーマ「ひかりふる」も、
                あるシーンの曲を歌詞をつけてKalafinaが歌うというもので、
                なんといいますか、ファンであればこそ楽しめるポイントが
                随所にあります。

                もちろん、初見であっても楽しめることは請け合いでして、
                前編などは「あの引き」をしかけたところで、最後に
                「Magia」の劇場版がかかるあたり、なかなか衝撃的です。

                一番最後には来年公開予定の新作「叛逆の物語」の予告編が。
                いったんまるっと締めた作品が、ここからどう花開くかが、
                いまから待ち遠しくてたまりません。


                放課後ミッドナイターズ

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                   もう上映も終わりにさしかかっているのですが、
                  前から気になっていた映画「放課後ミッドナイターズ」に行ってきました!

                  某映画に行った際に予告編を何度も見たのですが、
                  ぬるぬる動くCGアニメと無国籍感がなんとも気になり……この連休に行ってきた次第。

                  舞台はとある小学校。学校には怪談がつきもので、わけても夜中に人体模型が動くとかは
                  割とポピュラーなのですが、実際にそんなことが起こっているのがこの映画。

                  廃棄処分予定になっている人体模型のキュンと、骨格標本のゴズ
                  ある日入学してきた子供三人組にキュンがいいようにいたずらされてしまいます。

                  なんとか廃棄処分を回避したいゴズに対して、頭に血が昇ったキュンは
                  夜中に子供達を招待を怪談オンパレードの「ミッドナイターズ」で
                  子供達をびびらせて復讐しようとするのですが……

                  制作は日本のスタジオなんですが、アメリカ製?と思うような色使いとデザインが
                  とにかくクール! 動きもぬるぬる動くのですが、これが実に気持ちいい。

                  天才発明家でもあるキュンが繰り出す馬鹿げたギミックの数々、
                  苦労人で本質的に良い人のゴズ、シチリアマフィアめいたウサギ三匹組、
                  そしてわけても天真爛漫でおしゃまな子供達の描き方が実にキュートです。

                  怪談ベースではありますが、中身は極上のコメディにしあがっていて、
                  全体のテイストは子供向けとは思いますが、大人が見ても十分に楽しめる
                  できになっています。

                  そろそろ上映期間が終わりなのでご紹介が遅くなったのが残念ですが、
                  レンタルビデオやネット配信で見かけたらぜひご覧いただきたい一品です!


                  おおかみこどもの雨と雪

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                    この土曜日に封切りの細田守監督最新作、
                    おおかみこどもの雨と雪」を見てきました!

                    細田守監督といえば、「時をかける少女」で異例のロングランを続け、
                    続く「サマーウォーズ」で好評を博した監督さんで、Ticoの中では
                    ひそかに”ポスト宮崎駿”だったりします。

                    前作「サマーウォーズ」は電脳世界に立ち向かう親戚ネットワークという
                    なかなか愉快な構図が魅力的でしたが、今作「おおかみこども」は、
                    子育てをする母親とその子供が主人公という、真っ向勝負なテーマ

                    しかも父親が”おおかみおとこ”で、うまれてくる子供も
                    おおかみと人間のあいのこというちょっとファンタジーな設定なのですが……

                    描かれている子育ての奮闘記は実にリアリティたっぷり
                    子育てならではの苦労、普通の子供ではないゆえの苦労、
                    そして物語開始早々に父親がいなくなるために母子家庭ならではの苦労。
                    子供達のために決心した田舎暮らしの苦労。

                    母親である主人公、花の奮闘っぷりが実にリアリティあふれ、
                    それでいて押し付けがましくないのがとても真に迫って描かれています。
                    なんか見ているうちに「お母さんはすごいなあ」と、ぐっと胸にくるものがありました。

                    そしてまた、
                    やんちゃでおてんばなお姉ちゃんの雪、引っ込み思案で物静かな雨、
                    二人の”おおかみこども”もまた主人公であります。

                    成長して自己ができてくるにつれ、それぞれの世界を見つけ始め、
                    人間として生きるのか、おおかみとして生きるのかを選び始める二人。
                    それを見守りつつも、子離れに戸惑う花の不安も丁寧に描かれています。

                    物語のクライマックスは、とても切ないけど晴れやかな別れ が描かれていて、
                    Ticoはこの場面でとうとう泣いてしまいました。
                    途中から「こうなるんだろうな」と予感はしていましたが、
                    それでも泣かせてしまう演出と筋立ては実にお見事でした。

                    アニメだからと敬遠しないで、ぜひ広く見てもらいたい作品です。
                    この夏おすすめの一本です!


                    魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's

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                      本日封切りの劇場版リリカルなのはの第二弾、
                      魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」を見てきました!

                      前作を経て一線級の空戦魔導師になったなのはフェイトは元より、
                      今回敵役となる守護騎士ヴォルケンリッターの面々は揃ってエース級
                      開始早々で迫力満点のバトルシーンが展開されます。

                      TV版とはお話の筋が変わっていて、導入部分がかなり変わっているほか、
                      グレアム提督からみのエピソードがごっそり削られていますが、これは
                      劇場版の枠内でお話を収めるには良い判断だったといえます。

                      さて、熱血バトル系魔法少女のラベルにたがわず、
                      カッコイイ戦闘場面がこれでもかと展開されます。
                      クライマックス手前、なのはが孤軍奮闘するシーンは
                      気合が入りまくりで手に汗握る展開でした。

                      また、個人的に評価したいのは、夜天の書の意思である
                      リインフォースの出番が増えていることですね。
                      彼女が何を願い何を思っていたのか丁寧に描写されているので、
                      最後のシーンがやはりグッとくるものになっています。

                      それにしてもニヨニヨしてしまうのは、
                      なのはとフェイトのラブラブっぷりであります。
                      再会していきなりハグ、夕暮れのペア散歩、自然に手を握る二人、
                      二人の愛情、もとい友情が実にこまやかに描かれています。
                      もう結婚しちゃいなよ、この二人

                      本作品は2時間半と結構長いのですが、時間を感じさせないほど
                      熱中させる出来でした。ファンはもちろん必見、見たこともない人も
                      気合の入ったバトルシーンだけで白熱できるのではないでしょうか。


                       


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