2020.11.19 Thursday

くまクマ熊ベア− 原作とアニメの違いと味わいの妙

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    おはようございます、Ticoさんです。

    いやー。数日ぶりのブログでございますね。ご心配かけてすみません。

    先週末から体調おかしかったんですが、日曜から火曜までまるまる三日、

    ダウンして寝込んでいました。もー本当に動けなくてウボア―。

    まあ、幸い大病ではなくて単なる疲れとかなんですが。

    なにはともあれ、本日からぽちぽちブログ再開していきますよ。

     

     

    さて、本日のブログ記事は

    くまクマ熊ベア− 原作とアニメの違いと味わいの妙」

    と題して、このダウン期間に暇をもてあまして原作17冊全部読破しまして、

    個別の感想をシリーズで始める前に、放映中のアニメ版と原作小説版との違い、

    とくに物語の視点とか演出とかの味わいの差異から来る妙味を語ってみようかと。

    結論から言えばどっちも違ってどっちもいい、なんですけどね。

     

    IMG_7329.PNG

     

    まずは原作。「小説家になろう」でWEB連載されているものですね。作者はくまなの先生。

    なろう系ではありがちな「ゲームみたいな異世界にチートつきで転移する」パターンですが、

    ポイントは「チート能力が全部クマの着ぐるみ」に付与されてしまったということ。

     

    当然周りからは奇異の目で見られ、親しくなっても「クマさん」で通ってしまい、

    主人公である女の子のユナはそのへんとてもとてもモニョりながらも、

    それなりに異世界生活を満喫していきます。

     

    IMG_7330.PNG

     

    原作小説には三つの特長があるんですが、

     

    ひとつめがまったくの一人称視点、モノローグ形式で進んでいくこと。

    読み始めはちょっと物足りない感あるんですが、ユナっていう15歳のゲーマー少女視点なので、

    結構ヤマとなる場面でもサクサクっと片づけちゃうんですな。

    ただ、端々に彼女なりの気遣いとか思いやりとか価値判断とか滲んでいて

    そのあたりを拾えるようになると俄然面白くなってきます。

    ユナちゃん、基本的に情に厚いイケメンな性格で、かつ、お人よしなんですよ。

    主人公が普通に好感の持てるイイ子というのは読んでて安心します。

     

    ふたつめがこれでもかと展開されるおねロリ関係。

    ユナが最初に出会い、ほぼパートナーとなる女の子フィナ(なんと10歳だ!)を始め、

    主人公であるユナが慕われる相手ってほぼ年下の女の子なんですな。

    とはいえ、妙なお姉さまがどうのとか百合とかではなくて、

    単純に「頼れるクマのお姉ちゃん」として純粋に慕われるのが見てて微笑ましい。

    あと、意図的に同年代の男は作品から排除していますね

    出てきても脇役かつ引き立て役の冒険者で登場します。

     

    みっつめは、これはゆくゆくアニメでも展開していくんでしょうが、

    ユナは冒険者で魔物退治の荒事をする一方で、孤児院を助けるために商売を始めたり、

    食べ物屋を開いたりと、いわゆる生産系のほうにも注力していくんですな。

    このあたり、冒険の依頼を受けて旅に出ても、いく先々で食べ物絡みをどん欲に開拓しては、

    なんだかんだで商売になっていくあたりお話の筋立てがいくつもあって楽しめます。

     

    そんなわけで原作1巻だけでは「ふーん」って感じかもしれませんが、

    2巻3巻と読み進めていくとだんだん味わいがわかってきます。

    パラグラフが短めなのもWEB連載ならでは。読みやすいですね。

     

     

    5f58dd016c282_201c2a465bead53893a70bbdea02c7a3.jpg

     

    一方のアニメ版なんですが、決定的に違うのは

    (当たり前なんですが)三人称視点ということ。当然ですね、視聴者がいるから。

    ここでアニメ制作陣、結構思い切ったことをしていて、

    本来は原作2巻の中盤に出てくるブラックバイパー退治を第1話にもってきて、

    そのあともお話の大筋は変えていないものの、結構、演出で「盛って」います。

     

    たとえばアニメ第3話のゴブリン退治ユナとルリーナさんの掛け合いが楽しいんですが、

    これ原作小説だとルリーナさんは結構シンプルな語り口なんですよ。

    ところがアニメだと結構ツッコミ役に回った口調になっている。

    たぶん台詞は大きく変わっていないんですが演技指導で敢えてそうしたんでしょうね。

     

    5faf58b9c54dc_6052f3b6d8dc38dd465394582e6864a7.jpg

     

    アニメ最新7話では王都へ行くお話なんですが、

    クリモニアの街の領主の娘、ノアの驚いたり悩んだりする様子がそれはもう見てて楽しく。

    あと、ノアのお母さんのエレローラさん。原作読んでても「ただものじゃねえ感」あって、

    実際に国王の懐刀的な存在だと思うんですが、アニメではお約束の糸目!

    うん、糸目キャラはキレ者か強キャラの証だ!

    まあ、第7話時点ではかわいいママンなんですが。

     

    そんなわけでアニメは結構演出とかで盛っているんですが、

    たぶんユナの心情描写をダイレクトにできないからこそなんでしょうね。

    そのぶん、アニメはテンポよく展開するように描かれています。

    これ、おそらくアニメ化して良い方向に映像化された例だと思いますよ

     

     

    とまあ、こんな感じで語ってみましたが、

    原作の結構なストックを読み終えてみると、なにげにアニメ二期狙いもあるのかな、と。

    そんなことを思いつつ、次回からは原作小説の感想を書いていきますかね

    ちなみに11/30までの期間限定ではあるんですが、電子書籍限定で1-3巻が100円!

    4-10巻は500円というお買い得セールになっています。興味を持った方はぜひぜひ。

     

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