天使と悪魔

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    トム・ハンクス主演の映画「天使と悪魔」見てきました。

    世界で話題になった「ダヴィンチコード」の続編になる今作ですが、
    映画としての出来は前作よりも上かもしれません。

    前作はダヴィンチの暗号、今作はガリレオの暗号、と
    先人の残した謎に宗教象徴学者である主人公ラングドン教授が挑みます。

    「ダヴィンチコード」では謎解きが大きな魅力になっていて、
    それが「引き」になっている一方で、「押し」の要素がちょっと弱くて
    それゆえに途中で間延びしてしまうような場面もありました。

    しかし「天使と悪魔」では午前0時までに解決しないと
    バチカン市国全体が爆破されるという時限爆弾の要素を加味し、
    さらに1時間ごとに誘拐された枢機卿が殺害されてしまうという
    シビアなタイムリミットが設定され、絶妙の緊張感を作り出しています。

    主要な舞台もローマ市内ということで狭いのですが、
    そのぶん内容がぎゅっと凝縮された印象です。
    前作ではあちこち飛び回って何かとせわしなかったですからね。

    なによりの見所としては、謎を解いていく過程で味わえる
    ローマ観光名所巡り、が挙げられるでしょう。
    サンピエトロ大聖堂を筆頭に遺産クラスの建物を
    順番に回っていくので、それだけでも十二分に楽しめます。

    またローマ教皇選挙「コンクラーベ」が大きな要素のひとつと
    なっていて、そのあたりの儀式的な部分を覗き見る楽しみも味わえます。

    全体の上映時間は二時間半。ちょっと長めに思えますが、
    見てみるとあれよあれよと映画に引き込まれ、入り込むことができました。

    主演のトム・ハンクスの好演はもちろんのこと、
    重要な脇役を固めるのはオビワン・ケノービを演じたユアン・マクレガー。
    これがまたナイスな演技なのです。意思の強い目がなんともいえない!

    この時期で一番のオススメ映画でございます。未見の方はぜひどうぞ。

    レッドクリフpart2

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      ジョン・ウー監督のレッドクリフpart2見てきました。

      「未来への最終決戦」とかサブタイトルがついておりますが、
      ぶっちゃけこっちのpart2が赤壁の戦いの本編であります。

      で、見た感想なのですが……

      「小喬空気読めよ」

      いや、旦那が決戦ひかえてピリピリしてる時期に、
      単身で敵陣に乗り込んで停戦を訴えるというのはどーなんだ。
      まあ映画のストーリーでは小喬が曹操軍の攻撃タイミングを
      ずらさせたおかげで連合軍は勝機をつかめたとなっているんですが、
      それにしても無理がすぎるというものです。

      監督としては「戦っているのは男だけじゃない」ってことを
      アピールしたかったんでしょうが、正直要らないだろと思ったり。
      あとそれから、

      「いくらなんでも火燃えすぎ」

      魚油と硫黄はたしかによく燃えるでしょうが、
      ダイナマイト並みに爆発はしないと思うんだ、うん。

      以上、いろいろ突っこむところの多い160分でした。長い……。
      とはいえ、三国志のハイライトを映像化したことには素直に賞賛。
      でもpart1とpart2に分ける必要があったのかな?
      もうちょっと尺を考えて撮ってもよかった気がします。

      ワルキューレ

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        トム・クルーズ主演の映画「ワルキューレ」見てきました。

        ヒトラー暗殺とナチス政権転覆を図る
        軍部内レジスタンスの活動を描いた作品、であります。

        映画のタイトルになっている「ワルキューレ」というのは
        ベルリンに駐留している予備部隊の治安作戦のことでして、
        この戒厳部隊を利用して反乱を企図するのが、祖国ドイツを
        憂える有志たち、というわけ。

        有志のブレーン的存在であるシュタウフェンベルグ大佐を
        トム・クルーズが演じているわけなのですが……

        んー、悪くない、悪くないんだけど75点。
        トム・クルーズの顔っていわばヤンキーの顔なので、
        どうしてもプロイセンから累々と続く貴族軍人の顔に見えないのですよ。

        前評判の「どうもドイツらしくない」というのが、
        なるほどなあと思ってしまった映画なのでした。
        軍服とかは博物館で保存している本物を使ったという
        念の入れようなのですが。

        やはりこの映画は、ドイツ語の発音で聞きたかった、
        と思うのはちと贅沢が過ぎるでしょうか。

        007 慰めの報酬

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          007 慰めの報酬」見てきました。

          前作の「カジノロワイヤル」に引き続き、主演はダニエル・クレイグ。
          ダブルオーナンバーになったばかりの荒削りなボンドを熱演しています。

          お話自体はカジノロワイヤルの最後からそのまま続いているので、
          登場人物とか設定とか前作のものが頭に入ってないとしんどいかも。

          映画の冒頭からスリリングなチェイスシーンが始まり、
          アクションシーンはどれも見ごたえ抜群でございます。

          難点を言えば、ボンドの敵は何なのかが明示されないので、
          お話の筋を追っていくのが少々大変な点でしょうか。

          とはいえ、前作で負った心の傷を乗り越えて、
          エンディング付近で一人前のエージェントの顔になって銃を構える
          ボンドは最高にカッコよいのも事実なのですが。

          安直な娯楽作にせずにリアル路線で描いたジェームズ・ボンド。
          前作カジノロワイヤルがお気に入りなら今作もオススメの作品です。

          K-20 怪人二十面相・伝

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            謹賀新年2009でございます。
            ブログを覗いてくださる数少ない皆様、今年もよろしくお願いいたします。

            さて前口上は横において、
            本日元旦は映画ファーストデイということで、映画代が1000円に。
            というわけで金城武主演の映画「K-20」を見てまいりました。

            子供の頃に「少年探偵団」シリーズを愛読していたTicoとしては
            明智小五郎と怪人二十面相といえばアイドルも同然でございます。
            きっちり助手の小林君と少年探偵団も出てきてこのあたり感激。
            怪人二十面相のデザイン自体はバットマンのオマージュもこのへんも素敵。

            さて肝心の映画本編ですが150分と比較的長尺にもかかわらず、
            あちこちで目を見張るアクションシーンやコミカルな場面があり、
            それらがスパイスとなっていて実に飽きさせません。
            完璧な娯楽映画ですが、堂々とエンターテイメントに徹していて、
            見ていて安心して楽しめる作品でございました。
            お正月映画としてオススメの一本でございます。

            ウォーリー

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              PIXAR製作のCGアニメ映画「ウォーリー」を見てきました。

              結論から言うと最後の方は涙ホロホロでもう大変でした。
              ロボットなのに、CGなのに、感情表現がぐっと胸に迫ってくるのですよ。

              ゴミだらけで人間がいなくなった地球で、
              700年間もひとりぼっちでゴミ処理を続けるロボット、ウォーリー。
              ただゴミ処理するだけじゃなくて、お気に入りのガラクタを溜め込んだり、
              ロマンチックな映画を見て「うるうる」したり、実に人間くさい。

              そんなところへ、
              天使のような美しいフォルムのロボット「イブ」がやって来て……
              そう、この映画、ロボットが主人公なんですが、
              「ボーイ・ミーツ・ガール」の王道なんですな。

              とにかくロボットの動きを見ているだけで楽しく、
              それでいてストーリーは王道ながら泣けるオハナシになっておりまして、
              年末映画の目玉といえるでしょう。見て損ナシ! オススメであります。

              ハムナプトラ3

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                公式サイトはこちらから。

                まあ事前に予想はしていたんですが、
                ツッコミどころ満載のおバカ映画でございました。

                とりあえず中国の歴史なんぞまるで無視して世界構築。
                始皇帝の兵馬俑と現存の万里の長城とはほとんど関係ないんですが、
                まあ中国らしいモノといえばモノなのかなあ。

                お話もトンデモ展開です。
                終戦間際で混乱しているはずの中国で大規模発掘していたり、
                なぜか雪山に行ってイエティが味方として出てきたり、
                挙句に蘇った皇帝が復活する際に三つ首ドラゴンになったり。

                もうどこからつっこんでいいやら始末に困る映画でしたが、
                まあ前二作もかなりトンデモでしたし、むしろここまで
                つきぬけているとどうでもよくなって割と楽しめる一品でした。
                ある意味、正しくエンターテイメントしてる作品といえますね。

                パリ・ルーヴル美術館の秘密

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                  パリ・ルーヴル美術館の秘密
                  パリ・ルーヴル美術館の秘密
                  ドキュメンタリー映画

                  「美術にたずさわる小人さん達の日常」

                  こう書いちゃ失礼にあたっちゃいますが、見た感想がまさにこれ。
                  ルーヴルという巨大美術館の裏側を覗いたドキュメンタリー映画です。

                  絢爛な美術品の数々、その影でよりよい展示をめざそうと
                  日々働いている人たちの日常。まさに美術館が生き物に見えてきます。

                  驚いたのが、皆さん、作品に対しては素手でさわっている点。
                  素人な考えだと手袋をはめるのが普通じゃないかなと思うのですが、
                  でも作品との距離を考えると、そんなものは邪魔なだけなのかもしれません。

                  面白かったのが、ちょっと紹介されたトレーニングルームの映像。
                  職員の人たちが筋トレなどの体力づくりに取り組んでいます。
                  思えば絵を運んだり彫像を運んだり、いやそもそも歩くだけで
                  体力仕事。日ごろから鍛えておかないとつとまらないのでしょう。

                  映画の終盤で、美術館の意義について話していた言葉が印象的です。
                  「膨大な作品を展示させて途方にくれさせるか、
                   それとも厳選させて展示するのか。だが選択肢は多いほうがいい。
                   モナリザとミロのヴィーナスを同じ場所に飾っておけば
                   観光客は満足するかもしれない。でもそれでは知的刺激は受けられない。
                   ルーヴルとは何度も参照する書物なのだ」

                  折にふれて足を運ばせる巨大な美の宝庫。それがルーヴルなのでしょう。
                  ここで働くスタッフはなんと1200人。学芸員はもちろんのこと、
                  消防士や庭師や事務係や、実に多くの人が働いています。
                  映画の最後は開館前のルーヴルの静かな映像と、
                  職員ひとりひとりの顔を撮影して締めています。
                  まさにルーヴルは息づいているのです。

                  大英博物館と並んでルーヴルにも一度足を運んでみたいものですが、
                  さて人生にそんなチャンスがあるのかなあ。夢のひとつとして持っておこう。

                  【監督】ニコラ・フィリベール
                  【出演】ルーヴル美術館で働くスタッフ1200人
                  【上映時間】85分

                  ノーカントリー

                  0
                    本年度アカデミー賞四部門を受賞した映画、
                    ノーカントリー」を見てきました。

                    なんとも緊張感に満ちた映画。
                    バイオレンスがあちこちに散りばめられてますが、それはメインではなく、
                    むしろ張りつめた空気や雰囲気を味わうような映画です。

                    ハビエル・バルデム演じる殺し屋シガーが実に良い味。
                    ちょっとユーモラスな容貌のくせに、平然と人を殺していく様子には、
                    思わず息がつまります。酸素ボンベを携えた姿が実にシュール。
                    黙ってそこにいるだけで死神が来たかのような不気味な存在感。

                    大金を持って逃げる男モスを演じるのは、ジョシュ・ブローリン。
                    ぱっとしない感じの、平々凡々な男なのですが、
                    そこにかえって「あー、やっぱりやっちゃうよなー」と
                    感情移入させるところがあります。

                    そして、なんといってもイチ押しなのが、保安官ベルを演じる
                    トミー・リー・ジョーンズ。
                    黙っているだけでも味のある名優ですが、
                    この映画でも「現実にうんざりしながら、とりあえず事件を追う」
                    役どころを実に見事に演じています。

                    ラストのシーンは保安官ベルが語っているのですが、
                    トミー・リー・ジョーンズでなければ、あの締め方はできないでしょう。

                    原題は「NO COUNTRY FOR OLD MEN」。
                    このタイトルを見た瞬間、主役は逃げる男でも追う殺し屋でもなく、
                    どこか傍観者のような立場にいる保安官だと思いました。

                    【監督・脚本・製作】ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
                    【主演】ハビエル・バルデム、ジョシュ・プローリン、トミー・リー・ジョーンズ
                    【音楽】カーター・バーウェル
                    【衣装】メアリー・ゾフレス
                    【美術】ジェス・ゴンコール
                    【上映時間】122分

                    トゥルーへの手紙

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                      トゥルーへの手紙
                      トゥルーへの手紙

                      本作はかなりヘヴィなゴールデンレトリバー好きな、
                      写真家ブルース・ウェバーが
                      ゴールデンファミリーの末っ子トゥルーへ向けて手紙を書く、
                      という形で描かれる映画です。

                      犬のトゥルーへ向けてのメッセージですが、当のトゥルーは
                      あまり出てきません。映画自体も犬の出番はあまりなく、
                      いろんな人との思い出話や9・11テロの出来事などを
                      とりとめなく語っています。

                      観ている最中は「これなんじゃいな」という感じなのですが、
                      観終わると、なんかよかった、そういう思いになる不思議な映画です。
                      振り返ってみると犬にスポットライトが当たることは少なかったものの、
                      出てくる人達のかたわらにはいつもさりげなく犬がいました。

                      見所は人によって色々分かれるところですが、
                      Ticoが特に気に入ったのは次のふたつ。

                      13年の天寿をまっとうした犬に、仲良しだった犬が体を寄り添って、
                      45分間のあいだ、じっと動かなかったエピソード。
                      しばらく寄り添った後、犬は仲間のところへ戻っていったそうですが、
                      このエピソードを見てTico思わずうなりました。
                      「人は死を悼むことができるが動物はそんなことしない」と
                      高校時代に本で読みましたが、果たしてそうなのかと思いました。
                      犬は犬なりに死というものを感じて弔いの気持をもっているんじゃないか。

                      もうひとつの好きなエピソードは、映画「名犬ラッシー」からの切り貼り。
                      映画でも終盤のほうのシーンなのでしょう、危険な犬だとして
                      裁判にかけられているのですが、弁護士が手紙を取り出して、
                      この犬が軍隊に駆り出されたこと、戦場で兵士と共に戦い、
                      その後心身疲労で本国に送り返され、逃亡したことが語られます。
                      そして弁護士はこう言うのです。
                      「一日で兵士にはなれないように、一日で民間人にはなれません。
                       彼には休息の時間が必要です。どうか彼を休ませてあげてください。
                       彼が唯一休らげることができる、飼い主だった少女の元で」
                      そして庭先で寝ている少女の元へ駆けて行く犬。
                      この場面にはじーんときました。

                      他にもいろんなシーンが味わい深かったですが、
                      いずれのシーンも観終わると犬と人への愛情にあふれていました。

                      ただ、Ticoのいつもの癖でいちゃもんをつけるとしたら、
                      ウェバーの暮らしは所詮「お金持ち」の生活なんですよね(苦笑)

                      そもそもがゴールデンレトリバーなんていう大型犬は
                      餌代だけでかなりの金額がかかる上に薬代も半端ありません。
                      その上、毎日散歩して運動させる時間的余裕や、
                      犬がストレスなく動き回れる空間的余裕などなどが必要で、
                      要するにあれこれ余裕がないと飼えないわけであります。

                      この映画の批評で「これはラブに満ち溢れている」とかありましたが
                      ボヘミアンな生活を送る人が唱えるラブがどこまで通用するラブなのか、
                      少々首をかしげるところがなきにしもあらずなのです。

                      とはいえ、いい映画には違いありません。
                      レンタルショップに置いているかは微妙ですが、
                      犬好きさんには是非ともオススメ。

                      【監督・脚本】ブルース・ウェバー
                      【主演】トゥルーをはじめとするゴールデンレトリバー他
                      【上映時間】78分


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